2013年 05月 14日
このGW、過ぎさりもうないGW、僕は京都は河原町に2回行きました。 どちらもそれなりに理由や用事はあったのですが、2回とも鴨川に佇んで、ぼんやりと時間を過ごしておりました。 「着物で京都で蕎麦屋で2階で窓かなんかから鴨川を眼下に酒を飲む」 これが人生の目的の1つといっても過言ではないほど、僕は鴨川にアツい思いをもっています。 なんで?と言われると、きっと「それっぽいから」と答えることでしょう。 そう、僕は、「それっぽい」ものが好きです。 それっぽい→風情がある→粋である→雰囲気がある→イメージが膨らむ→ぼーっとみれる→絵になる など、個人的には言い換えはいろいろできるつもりなのですが、つまるところ「それっぽい」ものが好きなのです。もちろん自分のツボに入ればですが。 にしても、なんて軽薄な響きでしょうか。それっぽい! こんな僕がやったりつくったりするものもそりゃ軽薄なのだろうとかいうアレはさておき、そういう感覚はきっと自他ともに認めているのです。僕自身、それっぽいという言葉をネガティブな意味で使うこともありますが。 ***** なんの話だ。 鴨川にはカップルがたくさんいました。噂通りです。特にディナー時ときたらもう。ほぼ等間隔な並びのカップルの中、おひとり様の僕はひとりおにぎりをパクついていました。 いわば、僕はノイズだったのです。 しかし、この光景、経験も、僕にとってはやぶさかではなかった(ちょっと面白かった)のも事実です。アツかったです。 この感覚をなんと言葉にすればよいのか、もうすぐ25になる僕ですがまだよくわかりません。 「それっぽい」とはまた違うのですが、アツい思いはそれに近いのです。ただの自意識過剰?オヒョ! まあ、自分の中にこもる言葉にできない思いって、なんだか素敵じゃありませんか? ***** つい最近も、こんな気持ちを味わいました。 sputnik.稽古後、数名で飲みに行ったのです。 sputnik.はなんやかやで石橋近辺で稽古をするので、稽古後の飲みももちろん学生街かつ飲み屋街の石橋で行われます。 この時期だからでしょうか、その日行った店は大学生らしき人たちで賑わっておりました。 男の子と女の子がほろ酔いで、きっと少し攻めた会話等々の駆け引きをしていたのでしょう。男女比も特に偏ってはいませんでした。ちなみ僕の横の席には森田鮎がいました。 僕らはいうて平均年齢25overはある集団だったので、サークルを満喫している雰囲気な彼らに比べると落ち着いたものです(こんな発言をすることになったのも自分的にはすごい)。余談ですが僕はニンニクの丸揚げを2つ食べました。 で、それなりに満喫して、終電もあるので、大先輩ぺーさんと店を出ようとしたまさにその時です。 見も知らぬ女の子が、「お疲れ様でした~」と、軽く手を振りながら挨拶してきよったのです。座ったままですが。 なんというのでしょうか、頭のてっぺんでバンダナを結ぶ系女子です。恥ずかしげもなくあっけらかんとしたオープンな雰囲気。ほろ酔いです。両側の席には男、男。 その瞬間、なんかすごいスピードでいろいろな思いが僕の頭の中を駆け巡りました。 「ア、ア、オオウィス」 たぶんこんな返答をして、店を出ました。その後ぺーさんとの帰り道、僕は心中穏やかではなかったのです。 頭の中では大変なことが起こっていました。まさにアツい思いです。 通り過ぎる人が自分のサークル(たぶん)の男性かどうかもわからないほど酔った(のかもしれないが、まあそれくらいテンション上がってる)女性の両サイドに虎視眈々と(だいぶ言い方が悪いが)座っている(のかもしれない)男2人! ああ、大学生!サークル!飲み会の席!(ただの人数規模の大きい新歓ゆえなのかもなのだが) それっぽい! いろいろものが想起されました。 あのスピード感のあるアツい、なんというか思考錯誤、そう思考錯誤を舞台上にあげたい、そんな僕、そんなうんこなまずです。 というか、このなんともいえない感情に共感する人はいるのか!この感情を肴に酒を飲みたいのです。 ああ、あの子、あれからどうなったのだろう。 ***** ーもしかして、きみ、フライト中かい? ニュータウンに風の吹く季節 きみは無為に たゆたっている はや行く春を惜しみつつ sputnik.五月の本公演は サイバネティクスの時代に咲く花についての物語 sputnik. act07『宿酔』 作・演出:鈴木径一郎 【出演】 川上 立 巽 由美子 土屋 甫 岸本 愉香(第2劇場) 北山 貴靖(劇団ぺーさん’s13) ナカバシマリナ 繁澤 邦明(劇団うんこなまず) 前田 ひとみ(HITOMIMI) 米山 真理(彗星マジック) 【日時】 2013年 5月18日(土)15:00-/19:30- 5月19日(日)11:00-/14:00-/17:30- (受付開始・開場は開演の30分前) 【料金】 前売:1,800円 当日:2,000円 【会場】 Cafe Slow Osaka 大阪市淀川区十三元今里2-5-17 (阪急十三駅西改札から徒歩7分) http://cafeslow-osaka.com/ ***** ご予約は、unkonamazu@gmail.comにても承ります。 お名前(ふりがな)、日時、枚数をそえて、ぜひ、ぜひ、おいでませ。 なんだこの文章は。
by unkonamazu
| 2013-05-14 20:09
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2010年3月 うんこけらおとし公演 『もののけ姫』 at 大阪大学学生会館二階大集会室 2011年10月 せかんどうんぱくと公演 『さだだだ。』 at ロクソドンタブラック 2012年1月 三本のうん公演 『いぬのさんぽ』 at 一心寺シアター倶楽 2013年1月 May the 4th unko with you うん公演 『明日放る』 at AManTo天然芸術研究所 2013年7月 unKoの限り業5Go!公演 『ラブなま』 at 梅田カラビンカ 2013年11月 赤子vsTEAM井上大輔 『tango@はじめて』 at かつおの遊び場 2014年3月 Unko-Ga-Muri6ri公演 『tango@bye-bye』 at CafeSlowOsaka 2014年8月 ☆seven colors rainbounko☆ 『としくんとリボルバー』 at OVAL THEATER 2015年3月 unkonamazu 8th 『fly me to the xxx.』 at B:SQUARE 2015年12月 unkonamazu 09 『フォアグラ』 at イロリムラプチホール 2016年2月 大大阪舞台博覧会 『タンバリンが赤い』 at 芸術創造館 2016年7月 Qbic!!社会人劇団短編上演フェスティバル 『karaoke』 at in→dependent theatre 1st @unkonamazu
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