うんこなまずの巣

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2016年 07月 17日

#Qbic の魅力等々について書いてみました③

ヘイヘイホー!

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というわけで、Qbic!!社会人劇団短編上演フェスティバル、開幕しております。ただいまは2ステ目、Bブロックの1回目の公演中にこの文章を書いております。うんなまも無事、初回を終えることができました。

うんなまと同じBブロックには崖淵五次元さん、MEHEMさんなのです。が、いずれにしてもなんだか骨子のしっかりとした作品をこれまたしっかりと作る劇団なのかなと思っております。ここらでちと、その2団体さんにもついておば…。

〇崖淵五次元
Qbic!!は、社会人劇団短編上演フェスティバルとは言いつつもいわゆる「25歳前後」の年齢層が中心なのですが、そういう意味ではうんなまもわりと年齢が高めな層なのですが、ギリゴジさんも団体の歴としてはうんなまより上、だったかと思います。私自身、昨年、一昨年ぐらいにギリゴジさんの作品を拝見したのですが、すごく「まっすぐな」コメディだったり、不条理劇めいた作品を扱うにしても「しっかりと」真正面から向かい合って作品をつくられていた印象です。なんでしょう、うんなまは作・演の私もそうだし、きっとメンバーも、出演してくれる人も、だいぶ「ひねくれて」物事をとらえる面が大きい(傾向なはず)なので、正直そういうまっすぐにコメディやエンタメを作れるのは、羨ましいなあと思ったりすることも結構あるのです。今回も、まっすぐなコメディをまっすぐに、明快に丁寧に、作られています。順番はうんなまの次、なのですが、この順番でよかったなあと、思ったりもしております。継続は力なりなのだな、とも。

〇MEHEM
MEHEMさんは今回初のオリジナル作品とのこと。ですが、何というかそのわりには「あるある~」な作品になることなく、恐れることなく、ダークな作品を突っ走っているなあというのが、今作の印象です。ふと過去公演を思い返すに、昔、うんなまメンバーのトーマス氏が出演していた「ふくすけ」や、「想稿、銀河鉄道の夜」などの既成作品にしても、ある一定の道筋を突っ走るというか、テーマを決めてそこに着実に向かって作ってらっしゃるなあというイメージでした。まじめだなあ、と思っていましたが、今回も、そう思っています。今回のQbic!!の〆として、もちろん主催の団体がトリをつとめるというのは綺麗な構図ではあるのですが、なんというかある意味最も「まじめな」団体がトリを務める形になったのかなと、思ったりもしています。大学を卒業してもなお役者を続ける人は、やっぱり演劇が好き、舞台上で演じることが純粋に好きなのだな、とも。

というようにボンヤリと好き勝手なことを書いていたら、もう3ステージ目、Aブロックの2回目の公演の客入れになってしまいました。本日Bブロックも2回目の公演を控えているのですが、明日は各ブロック、アフタートークなるものも設定されております。

なにとぞどうぞ、宜しくお願い申したも~、なのです。

*****

2016年7月17日~18日
Qbic!!社会人劇団短編上演フェスティバル参加作品『karaoke』
出演:司城大輔、雀野ちゅん、繁澤邦明(以上、劇団うんこなまず)、森岡拓磨、奈津川栞奈(以上、劇団冷凍うさぎ)、下野佑樹、水野聡美、まつなが
@in→dependent theatre 1st
概要http://actfesqbic.web.fc2.com/
予約https://www.quartet-online.net/ticket/qbic

by unkonamazu | 2016-07-17 16:50 | Comments(0)
2016年 07月 16日

心臓と膀胱を繋がれて、文字通り死ぬまで我慢する男(中編)

前編 http://unkonamazu.exblog.jp/23635961

「 気がついたようじゃな」

老人の声で目が覚めた。長い間寝ていたような気がする。
僕は、確か、コンビニまであと少しのところで…

「小便を漏らした」
「…そうだ」

そうだ。僕は失禁したのだ。
己が不摂生。逃した幾つものチャンス。追い打ちの500mlファンタ。(決壊の刹那、僕には祝いの葡萄酒に見えていた)
完全な自己責任だが、僕は、喉から血の味がするまで走った。しかし間に合わなかった。
僕は失禁したのだ。コンビニの手前で。公衆の面前で。

「お前は小便を漏らしたのだ。そして死んだ」
「死んだ…?」
「死んだ。成人男子は人前で漏らすと死ぬ」

この老人の言っていることは無茶苦茶だ。
だが、周囲には誰もいない。壁は透けるように白い。
そして、僕のパンツは乾いていた。
本当に僕は死んだのかもしれない。

「本当に情けない死に方よの。世界では紛争や飢餓で数多の人が亡くなっているというのに」
「ぐうの音も小便も出ない。本当に僕は死んだのか?」
「死んだ。だが、厳密にはまだ本当に死んではいない」

老人は続けた。

「通常、お前のようなことをしたやつがいたら、天から見つけたワシが、小便を超強力な酸に変えて、その人間を跡形もなく溶かしてやっている」
「そうなのか。では俺も…」
「お前もそうしてやろうと思ったが、ちょうどワシは食事中で、あんまり酸で溶けたりとかはグロいので、お前をそのまま天国に持ってきてやったわけじゃ」
「ここは天国なのか」
「いかにも。そして、お前には、酸で溶けるよりももっと酷い罰を施した」
「俺の体になにかしたのか」

老人はニタニタ笑いながら、こう言った。

「心臓と膀胱を繋いだ」
「なっ」
「お前の血液は普段は血管を流れるが、一度尿意を催したが最後、弁が開いて尿管へ流れこんでいき、お前は血尿を垂れ流しながら死ぬ」

急すぎる死刑宣告。
これからどうやって生きていけばいいんだ。いや、そもそも生きているのか?
何が目的なんだ、このクソジジイ。そもそも何者なんだ。
僕はパニックに陥っていた。拳を握りしめ、目の前の処刑人を睨んだ。

「まあ落ち着け、コーヒーでも飲め」
「いるかっ!!」

老人の差し出してきたコーヒーカップを払いのけ、陶器の割れる音を聞いた。
床が染まっていく。

「あーあー、折角楽に死なせてやろうとしたのに。床が汚れたじゃないか。せっかくの白い床が。ここでは漏らすなよ」
「どこに行けって言うんだよ」
「ここ以外のどこかじゃ」

突如、腹を蹴り飛ばされる。
気づけば部屋はなく、空中。
真っ逆さまに落ちていく。

「グッドラック!幸運、漏らすなよ!」

うんこみたいに言うな。
僕は訳もわからぬ中、腹部に力を入れながら落ちていった。

by unkonamazu | 2016-07-16 12:56 | Comments(0)
2016年 07月 15日

#qbic 本番前の所感と宣伝



7月も15日となり、夏まっしぐら猫ひろしとなりつつある今日このごろ、
皆様におきましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
制作とかをしております、藤原です。

いよいよ、明後日17日(日)よりQbicの本番となります。
劇団うんこなまずはBブロックで出演を予定しております。

ブログを書くときは、誰かに見られることを意識して書かなきゃ!と
書く前は思うのですが、exciteブログにはレポートという機能がありまして、
いわゆるアクセス数だの検索数などを見ることが出来るのです。
ここ「数年」はJ・ツカサキこと大輔兄さんの極東ブログ

極東に行ってきたよ。http://unkonamazu.exblog.jp/22418471/

が人気No.1で、それを超える記事は未だにないことを考えると、
どうでもよい事をつらつらかいても良いかなとおもっております。
日報も議事録も、書くのが大事。ここテストに出ます。

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Qbic!!は6劇団ありまして、僭越ではございますが、
当日制作も含め、うんなま以外の5劇団にも関わりを持ったことがございます。
残念ながら役者として関わったことはありませんが、舞台監督とかもありますね。

ということを考えると、なんだちょっと世界が狭いじゃん。同じ世代の関西学生劇団OB/OGの劇団なんて、
もっと山ほどあるじゃん、と思ったりもします。
もっと集客力のある劇団とか、色物とか、コミュニケーションある劇団とか。。

そんな劇団はまぁ次回のQbicに出演してもらうとして、平均年齢が2番目に高い劇団
(1番は某おっさんのいる◯リゴジでしょうから…)
としては、先輩・後輩に見せるべきものを見せる、そんなプライドが代表含め出演者にも
あったり、なかったりすると思いながら稽古をずっと見てました。

劇団うんこなまずは5年目?と思ったら、このブログの最初の記事は
2009年11月15日ですから、6年と8ヶ月も経過しているのですね。
(一番最初の記事はお手数ですが調べていただけると助かります)

私が関わった(フレンズですが)のは2011年の第2回公演からですが、
それからでも既に5年近く経っていますからね。
Qbicに関わる(見てくださる方も含めて)方には是非、うんなまを含めた6団体を
「大学卒業してもまだそんなことをしてるのか」という、安部菜々を見る目
暖かくも厳しい第三者の目で将来性を精査してもらえたらなと思ってます。

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所感はこれまでとして、今回の作品「karaoke」の宣伝、を稚拙な文章ですが
していきたいと思います。
既に体験版がブログ上で公開されておりますので、ネタバレなんてないと思います。
(そもそもネタが何か分かってないですし、バレても支障はない。これは明確)

今回は男5人、女3人の計8人が狭い舞台で会話を繰り広げる形となっております。
1つのパイプ椅子を取り囲む9つのパイプ椅子。
ここら辺で小並感ですが、カラオケ感が出てるなぁと感じます。

ワクワクしますね、男5人の女3人。合コンでも始まるんじゃないか。
そこは、うんこなまず。物語は二転三転どころか10転20転します。

あっという間の30分ですが、情報量は多いので、しっかり目を離さないでくださいね。
置いていかれそうと思っても、諦めないでください。終始つかみ所のない物語ですが
諦めなければきっと世界観に戻ってこられるはずです。

きっと、コミュニケーションの場というか、9人男女が集まるとこうなる、
普遍性は随所に感じられますし、全く訳分からなくてもコメディ要素は多いので、
見たままそのままでも面白い作品となっております。

5月くらいか、最初にあらすじ?方向性を梅田の喫茶店で聞いた時は
「これはねぇ…バトルだよ、ストリートファイターだよ」と言われましたが、
その要素も残っていて、むしろ随所に散りばめられて強く感じます。

そこから何を感じるか、は本当に人それぞれですし、私は何も感じませんでした。
(本当は感じていると思いますが、到底わかりやすい言葉にまとめる事はできませんでした)

ので、トップバッターではありますが、最後までどこか心に残る作品ですので、
何卒、よろしくお願いします。

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ちなみに動員は全くのnot満員御礼ですので、今からでも間に合いますので、
是非こちらも、よろしくです。

◎2016年7月17日~18日
  Qbic!!社会人劇団短編上演フェスティバル参加作品『karaoke』
  出演:司城大輔、雀野ちゅん、繁澤邦明(以上、劇団うんこなまず)、森岡拓磨、奈津川栞奈(以上、劇団冷凍うさぎ)、下野佑樹、水野聡美、まつなが
  @in→dependent theatre 1st
  概要http://actfesqbic.web.fc2.com/
  予約https://www.quartet-online.net/ticket/qbic



※本番は日曜日と月曜日ですのでお間違えなく!


by unkonamazu | 2016-07-15 22:13 | Comments(0)
2016年 07月 15日

#Qbic の魅力等々について書いてみました②

と、いうわけで、引き続き書いていこうと思います。

【各団体として】
「どの口が」もとい「どの手が」というところはさておき、いずれの団体も観たことのある身として、書いておこう、書かねばならないだろう、と思いまして、書く次第であります。もちろん、公演を観た時期だったり、先日の通し稽古も覗いたり覗かなかったりなのですが、好き放題言ってみようと思います。

いずれの団体も持ちうるポイントとしては、やはり「ガラパゴス進化」的な面が大きいのではないかと思います。それはつまり、あまり現在の演劇の本流とかなんたらかんたらに必ずしも乗っかってない、興味がない、あるいは~みたいな各々の理由や視点があるにせよ、けっこう独自的なんだと思います。若者的、ともまた違うのだと思います。どこか懐かしかったり、あるいは新しい感じだったり、とはいいつつ古臭かったりなど、意図的にせよ意図的でないにせよ、各団体が演劇に対しての一定のスタンス/視点を持って、作品を作っているのだと思います。それゆえに「それぞれの個性を楽しめる」ショーケースになっているのではないかなと。

あと、これは「インターネット」というよりそれ以前に「テレビゲームorテレビアニメ」の影響が大きいのではないかと思いますが、どの団体も何かしらの「潔癖性(良くも悪くも)」を持って演劇をされているのではないかなと、思ったりもしています。

〇有馬九丁目ANNEX
主宰のザキ有馬?岡崎マサフミ氏はぶれないなあと、先日の通し稽古の際に思いました。たぶん、今回の団体で一番「自負心」が強いのではないかと思います。それは、関西学生演劇界で一時代を築き、かつ現在進行形で活動していることのプライドなのでしょう。私は、それまでも含めて、そういうのは素直に「すごい」と思います。「劇団有馬九丁目」の頃は瑞々しさというか、清潔感とエンタメ、実験性が同居したスタイルだったと記憶していますが、「有馬九丁目ANNEX」ではよりダークなゲーム性が増したのではないかなと感じていました。が、先日の通しをチラッと拝見したら今回の作品は骨太愚直エンタメの予感がしました。ご自身が所属している団体でやった作品、というのもあるのでしょうが、私自身やりたいなあと思いつつそういう骨太エンタメを作る気にならない(あるいは作れない)のですが、こういう短編イベントにストレートプレイを持ってくること自体、やはり「自負心」の表れなのだろうなと素直に思い、楽しみにしています。

〇箱庭計画
主宰の栃木ゆーじ氏の脚本への信頼がとかく強い団体なのだなと、以前の公演を拝見した時に思いました。で、栃木ゆーじ君の作品は「ゲーム性」が強いなと、しみじみ思いました。ここでの「ゲーム性」とは、すなわち「ロールプレイングゲーム」とほぼ同意です。で、それすなわち「箱庭」なのかと感じたりしてました。舞台作品というよりかは、ゲーム的世界観の具現化なのかなという面もありつつ、しかしながら「エンタメ作品」とは違う空気感、こじんまり感があるよなあ、と。そういう意味でもやはり「箱庭」なのです。あたたかさというか、やさしさ、というか。その「箱庭」感を味わうのが箱庭計画の作品の楽しみ方なのかなと思います。つまるところ、栃木ゆーじ氏と面会するというか、彼の世界感と「対面」するのが、「箱庭計画」なのでしょう。あと、「(のれん)ことね」というプリプリとした看板女優がいるのは、やはり強いよなあと思います。

〇Contondo
今回のKING OF 潔癖。その候補の一人が、紺野ぶどう氏なのかなと思います。彼の演出を受けたり、作品を観たり観られたり、自作を演出してもらったりとすっかり縁の深い彼なのですが、紺野ぶどう氏の演劇に対する徹底したスタンス、そのゴム手袋をはめて触れるような作品との関わり方は時には合理的で、時には言うてそうでもない、というところが、これまたContondoの面白いところなのだろうなあと思ったりしています(言葉の使い方にだいぶ語弊があるやもしれませんが)。そう、潔癖でありながらも潔癖でないというか、「ああ、結局のところ演劇が素直に大好きなんだろうなこの人」と思わせる節々を、たぶんこれまた意識的にも無意識的にも匂わせるのが、紺野ぶどうの人間性であり、その行動力の源であり、演出スタンスなのだろうな、と。で、今回は土江優理さんの一人芝居ですが、Contondoを構成する人々は基本的に「演劇が純粋に大好き」な人々なので、その「言うてもなまっすぐさ」は今回の作品にも随所に現れるのではないかなと、感じております。

つづきます。

*****

2016年7月17日~18日
Qbic!!社会人劇団短編上演フェスティバル参加作品『karaoke』
出演:司城大輔、雀野ちゅん、繁澤邦明(以上、劇団うんこなまず)、森岡拓磨、奈津川栞奈(以上、劇団冷凍うさぎ)、下野佑樹、水野聡美、まつなが
@in→dependent theatre 1st
概要http://actfesqbic.web.fc2.com/
予約https://www.quartet-online.net/ticket/qbic

by unkonamazu | 2016-07-15 12:58 | Comments(0)
2016年 07月 15日

#Qbic の魅力等々について書いてみました①

いよいよ本日より、『Qbic!!社会人劇団短編上演フェスティバル』、小屋入りとなります。

6団体が3つずつ、2ブロックにて公演を行うイベントではあるのですが、まだまだお席に余裕もありますということで、改めてこのイベントについて超雑文を書いてみようと思います。うんなまについてももちろんですが。Done is better than perfect.

【全体感として】
「社会人劇団」というワーディングの色々な語弊というか含意というかはさておき、つまるところ「学生劇団OB団体」が6団体集まって公演を打つ、ということは、もしかしたら(演者側も含め)思っているよりもすごいことなのかもしれないな、とふと思いました。ので、この記事を書いています。

そりゃもちろん、ただ内輪で集まって公演を打つだけ、という言葉で一蹴されるやもしれないし、これは個人的にも反省なのですが、このイベントがあくまでもフェスティバルなのだと言い張るのであれば、そうであるがゆえの(フェスティバルとしての)アピール、魅力、宣伝等は弱いのかなとも思います。

が、です。「学生劇団」という楽しさのみを満喫できる期間(あるいは、「楽しい」という視点のみでやっていける期間)を卒業してもなお、「演劇」と触れていたいと「純粋に」思っているであろう団体が近しい世代に6団体もいる、しかもこの大阪近辺に、というのは、よくよく考えたらすごいことなのかなと、シンプルに思うのです(いやそもそんな団体いらんがな、という声も聞こえそうですが)。

そりゃ、そりゃですよ。別に「演劇をやる」なんて別に誰からも褒められる行為でもないし、永遠に需要と供給のアンバランスが生じる世界ではあるし、そもこの6団体が若手(責任感、プロ意識、力量や評判の担保の欠如、の言い換えにも近しいでしょう)とはいえ、じゃあこれから関西、大阪の小劇場界(そもそもそれ自体何だというところもありますが)をしょって立つ、盛り上げていく、単純に今後レベルアップしていくような気概があるかと言うと「?」だし(ごめんなさい)、そも若手という言葉で本当に許されるレベルのアウトプットなのかということもあるし、ただでさえ若手なんて自分たちの公演にしか興味のない傾向があるだろう中でこの6団体自体もお互いをどんだけ知っている、知ろうとしている、ということもあるのです。が、単純に、「学生劇団OB(≒それかんOB)」が集まって、この海図なき航海の世界で公演を打つ、ということは意義があるのではないかと思います。意義は金や飯になるのか、はさておき。

そう、「それかんOB」なのです。「それかん」とは、「それいけ観劇大作戦(だったっけ?)」の略で、確か関西大学の学園座さんが主体となって行っている阪神間の学生劇団の集う飲み会、です。今もあります、よね?

思えば、私こと繁澤が司城くんと出会ったのも、1回生の秋に初めて参加した「それかん(8年前…)」でした。私が雀野ちゅんと出会ったのも、「それかん」をもとにした(と言っていいのかな)ちゃうか時代の同期のプロデュース公演(2年前!)でした。今回のQbic!!参加者についても、学生時代からそれかんを通じて出会っていた人がチラホラいます。私は熱心な「それかん」ユーザーでは決してなかったですが、昔も今も、その恩恵を受けているのだなとしみじみ感じます。

で、結局は「演劇、ひいては表現は誰の(ための)ものなのか」という私自身の一つのテーマにも繋がるのですが、「それかん」に参加していた頃にあった、「演劇を心から楽しむ」あるいは「演劇を通じて自らの人生をより豊かにする」ようなマインド、そりゃ結局単純にお気軽に「演劇(あるいは舞台上でドタバタすること)が好き」だという純粋な気持ちや、もっとクサく言えば「演劇」という望遠鏡を通じて見る手軽な「夢」を、もう一度確かめさせてくれるのがもしかしたらこの「Qbic!!」なのかもしれないなと、ふと思ったのです。そういった意味では私はたぶん「やり手側」に甘すぎるのでしょうが。お客さんの求めるものとか、その世界が求めるものとか、をガン無視し過ぎているのかもしれませんが。そもそも単純に色々視野が狭い、独善的なのでしょうが。大人じゃない…うーん。

しかしながら!演劇が文化としてあり続けるためにはそーゆー意味で「気軽」であることも一つの要素だと、今更ながらに我ながら、思うのです。勘違いかもしれませんが、もちろんこの企画が十分に「気軽」なのかということもあるのですが、大事にしたいのです。演劇は、なんというか、業界人や専門家だけのものではなく、一般的な遊び道具であってよいとも思うのです(とは言いつつの部分も多分にありますが。かつ、平等に批評にさらされるべきですが。もはやその結果だ、と言えばそこまでですが)。

と、いうように。ヒジョーに乱文ですが、結局なんやねん、というところもあるのですが、そのある種の「演劇への気軽な好意」を魅力の一つに、Qbic!!というイベントはあるのやもしれないなと、思うのです。ストリートバスケットのような、裸足でサッカーをする現地の少年のような…おっさん何歳やねんってのはありますが…つーかそれで金とるなって話か…大人子ども…結局自戒のような文章になってしまった…アアコリャコリャ…でも、こういうイベントもあってもいいんじゃないですか、ね。何にせよ、「演劇(が多様であること)を楽しむ」気持ちをもって、ご来場いただければ幸いなのです(というか、自分がこういうスタンスであることを改めて、あらためて)。そして、率直な感想を表明してもらえれば、とも思うのです。

そしてもちろんうんなまも、いろんな意味での気概を持って、今回臨んでいます。演劇を拡張できるのではないかと。

【各団体として】
上述のことは結局「やってて楽しい私たちを観にきてくだちい!」的な幼稚さでひっくるめられてしまいそうなのですが、各団体の魅力について、どの口がという声も聞こえそうですが、後程書こうと思います。

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2016年7月17日~18日
Qbic!!社会人劇団短編上演フェスティバル参加作品『karaoke』
出演:司城大輔、雀野ちゅん、繁澤邦明(以上、劇団うんこなまず)、森岡拓磨、奈津川栞奈(以上、劇団冷凍うさぎ)、下野佑樹、水野聡美、まつなが

@in→dependent theatre 1st
概要http://actfesqbic.web.fc2.com/
予約https://www.quartet-online.net/ticket/qbic

by unkonamazu | 2016-07-15 09:11 | Comments(0)
2016年 07月 02日

『karaoke』雑記 #Qbic

今日は通し稽古なのですが、集合時間前に選曲作業をドトールにて行っておりまして、よい選曲ができたのでこの記事を書いています。

『karaoke』という作品を今回、うんなまは新作短編(ワハハ)としてやるのですが、12回の稽古中8回が終わった段階で、なるほど、こういう作品になったか、と思っております。

それはまあ、いわゆるワハハ期からウムム期となり、そのうちウホホ期に突入するだろうというアレなのですが、しかしまあ、空っぽな作品、矛盾に満ち溢れた作品を書こう、作ろうと思ったらまさしくそんな作品になってしまいました。

しかしながら、それを具体的な出し物として結びつける、縫いつけるのが演出であり、それをDOしてもらうのが役者さんたち(と、スタッフさんたち)なのですが、なんとかなりそうだ!のでこの記事を書いています。

広く、空っぽな中で、それでも、と(決してエモーショナルとか頑なに、ではなく)存在することに意義を見出せるような作品になりそうです。虚空な中に存在する我々は決して空虚ではないのだ、と感じられるような作品、しかしながら楽しい、楽しめる作品、になりそうです。

『karaoke』は紛れもなくうんなま最新作であり、最新作にふさわしい作品です。ぜひぜひ、お越しくださいませ。

by unkonamazu | 2016-07-02 14:30 | Comments(0)