うんこなまずの巣

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2010年 01月 30日

ジブリを語る…「風の谷のナウシカ」

こんばんは。絶賛テスト勉強中の高田です。
嘘です。勉強できてません。応用数理Dがノートの量多すぎてもう挫折しそうです。
助けてください。
嘘です。自分でやりますともさ。Sとってやるともさ!


さて、夜に寒いデスクに向かって作業用BGMにジブリなんか流して勉強してたらジブリの話がしたくなっちゃうじゃないか。

と、いうわけで、少しもののけ姫から離れて、今日は「風の谷のナウシカ」について少し話して行こうと思います。


「風の谷のナウシカ」1984年公開 監督:宮崎駿

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はい、昨日の日誌でめぐみ嬢が僕がもののけ姫をその時流れていたCMまで覚えているくらい見まくったという話を書いていましたが、ありゃ嘘だ。
僕がCM覚えて8ミリのテープが擦り切れるほど見ていたのは「ナウシカ」「ラピュタ」「トトロ」のジブリの最初の三作品です。
「もののけ姫」は姉が誕生日プレゼントに買ってもらった「ジブリがいっぱいコレクション」のVHS(確かもののけ姫がこのシリーズの第一弾だったはず)で腐るほど見てました。
さすがにVHSならタタリ神も逃げ出さずに見れましたよ。

そうなんです。実のところ僕はもののけよりも上記三作品のほうが思い入れが深かったりします。
(「もののけ」は初めて劇場まで足を運んだジブリ作品ですが)

幼稚園年少~小学高学年までの高田家における休日の過ごし方として、絶対一本ジブリ作品というルールがありました。
というか姉と僕は暇さえあればジブリを見てました。
うちの両親は二人とも頭の固い教師だったので、ゲームダメ。漫画ダメ。の人でした。
なので楽しみと言えば、木曜夜からのエルドランシリーズ、金曜夕方のガンダム、そして休日のジブリくらいです。(完全に僕がロボオタ、ジブリオタになったのは幼少期のこういう生活からですね)

ジブリといっても、我が家にあったのは「ナウシカ」「ラピュタ」「トトロ」の金曜ロードショーの録画のビデオでした。
えぇ、これを腐るほど見たんです。そりゃ毎週毎週。
以前にも書きましたが、高田姉弟は、一時期ラピュタのセリフをすべて暗記するほどまでに見まくっていたのです。(ついでにナウシカの次の週のロードショーの予告がスターウォーズEP.5で、妙にヨーダが気持ち悪かったです)

そんな三作品の中でももっとも古株だったビデオが「ナウシカ」です。


改めて見てみて思いますが、よく小さいころにアレを怖がりもせず毎週楽しく見れたものだと思います。
王蟲とかウシアブとか、下手したらタタリ神より気持ち悪いのに。

ナウシカは、「もののけ姫」までの宮崎作品のすべての要素を持っている気がします。
いや、作品としては全く違うんですがね。

ナウシカをよくよく見ていくと、他の宮崎作品で、「あぁ、こういうのがナウシカでしたくて、それからこの作品ができたんだろうな」
と感じるところが多分にあります。

特に漫画版!そう、ナウシカには漫画版があるんですよ!
しかもその漫画版、なんと劇場版「ナウシカ」の時期から宮崎駿自らが書き出して、それが「もののけ」の製作開始直前まで連載が続いているんです。
そう、この漫画が「宮崎駿」の世界観をもっとも鮮明に描き出した作品です。
一度読んでみてください。きっとどこかで見たシーンがよみがえってくるはずです。

さて、「ナウシカ」と言えば、人間と巨大で凶暴な自然との闘い、そして共存の物語です。
主人公は、その自然の象徴ともいえる、巨大な蟲たちと心を通わせた少女「ナウシカ」です。
おそらくジブリ作品で、(ポニョを除いて)一番精神的に化け物の主人公です。
出会った人間はことごとくナウシカという存在に心を動かされていきます。
トルメキア軍を率いるクシャナ(声がハマーん様と同じ!)は、蟲に対してなみなみならぬ恨みを抱いていますが、ナウシカに出会い、少しずつその考え方が変わっていきます。(そんな単純な話ではないのだけど)
人間どころか、蟲の心まで動かしてしまいます。

あの有名な「ランランララランランランラン」触手ブワー!のシーンですね。
誰も止められなかった自然の怒りを、たった一人の少女が、その命を捨てて、止めてしまうんですよ。
コワヤコワヤ。
怒りに震えて暴走をしていた王蟲が、怒りを沈め、それが本来持っている友愛(鳩山じゃないよ)の心をよみがえらせます。


そんな怪物少女が主人公の「ナウシカ」ですが、テーマ的にもいろいろと、他のジブリ作品より「もののけ姫」に近いです。
というよりも、僕の中ではもののけはナウシカのリメイクだと思っています。

共通のテーマとして挙げられているのは「自然と人間の闘い」です。
話の流れとしてもとても似ています。
しかし、そこにも違うところは多々あります。というか、幾分汚く(行ってしまえばリアルに)もののけは同じテーマを描きだしています。
何がナウシカともののけで違うのか。
まず一番に思い浮かぶのは
・自然という存在が人間と同列に描かれている。
 これは、ナウシカでは、自然が絶対的な存在で、ある意味神のような存在であったのに対し、もののけでは、それこそ神と名乗っているのに、その神は人間と同じように浅はかで、人間と同じように、激情に任せてあらゆるものを傷つけてしまうものになっています。ナウシカでは自然全体が担っていた役割は、「シシ神」という絶対神単体(単体なのに命、自然全体っていうね。よくわかんないね)が担っています。そうすると、猪や山犬はトルメキアか?いや、それは違う。きっと、宮崎駿は、自然を人間よりも大きなものとせず、あくまで人間と同列に描きたかったんですよ。同じく生きていて、それでいて浅はかなものとして。
・強いのは女
 これは宮崎作品すべてに共通する話ですかそうですか。女は強し。しかし、自然と人間の中間にいる存在で、ヒロインであるナウシカとサンはえらく違いますね。言ってしまえばナウシカは人間サイドにいながら自然とわかり合おうとしていて、サンは自然側にいて、人間なんてわかりたくもない。というよりも、ナウシカの存在はもののけではアシタカとサンに分割されています。
でも二人に共通している考えは、自然は美しいものという考え方ですか。ナウシカは人間に忌み嫌われ恐れられている腐海や蟲を人間よりも美しいと言っています。サンは、人間は醜く、自然で生きる山犬こそが美しいものと考えている、だからこそ自分の存在を人間と認めたくないし、人間が大っきらい。しかしその考え方も、アシタカと心を通わせたことで、ナウシカのような、澄んだ考えへと少しずつ変わっていくんですね。自分は山犬でありながらも、やはり人間で、人間とも生きていこうと思えるようになっていくんですよ。

あと、もっとも違うところとしては、「人間」が自然との付き合い方を「人間同士」の物語で描くのが「ナウシカ」、
「自然と人間」両方の視点から物語を描くのが「もののけ」だと思います。

これらの違いですが、それは「漫画版ナウシカ」では、ナウシカの物語はまるで今言った「もののけ」のような話の作り方がされています。
腐海にしろ、そこに生きる人間にしろ実は・・・みたいな映画版の世界観ドギャーン!な新事実が出てきまくり!
漫画版で描かれている宮崎駿の自然観というか、考え方は、そのままもののけの物語に直結しています。
むしろ漫画版は「ナウシカ」よりも「もののけ」に近いです。
そして漫画版は、それまでの宮崎作品のさまざまの要素が随所にちりばめられ、キャラクターこそナウシカに登場するキャラですが、なんかスパロボ的な全員集合のにおいがします。

だからこそそれが色濃くでた「もののけ」は当時の宮崎駿の集大成だったのではないでしょうか。
だから宮崎駿は「もうアニメ作らない」って言ったのではないでしょうか?まぁ今でも作ってるけど。
とりあえず、「もののけ」は「ナウシカ」からの宮崎作品の集大成であり、宮崎駿の世界観が最も色濃くでた作品なのではないでしょうか?
現に僕はもののけ以前と以後では、その作風にあまりに大きな違いがある気がします。
だいぶ今の作品は芸術的であり、そして変態的です。
アニメを見るならもののけ以前、芸術を見るならもののけ以後。
そのどちらも持っているもののけ姫。すごいじゃねぇか。



そんなこんなで、ただ高田の痛いオタトークとなってしまった「ナウシカ」談義ですが、少なからず、こういった僕のジブリ観は演出に影響しています。
役者一同、ぜひ他のジブリ作品も見るよろし。何か作品の糧になるよ。
そして、当日会場に足を運んでくださる皆様は、是非「ナウシカ」や他の作品、そしてもちろん「もののけ姫」を見て、厳しくも温かい批評をしていただればと思います。
ジブリの持つ壮大さを失わないよう、うんこ芝居は日々進化していくのです。





今度勉強がいやになった時は、「ラピュタ」について書けたらな。
あんまりもののけ姫どはからめづらいですが。



あぁ…なんで一時間も書いてるんや。俺のアホ…。




では!

by unkonamazu | 2010-01-30 04:30 | 日々 | Comments(0)


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